はじめまして、住宅塗装専門「織田塗装」を運営しているおだと申します。
この記事では、塗装工事におけるコーキング工事の重要性について解説します。特に、サイディング(窯業系)の外壁をお持ちの方にとって、この情報は必見です。
コーキング工事とは?
コーキング工事は、サイディングとサイディングの間(板間)に存在するコーキング材を完全に撤去し、新しく施工する作業です。この工程は、外壁の耐久性を保つ上で欠かせません。しかし、サッシ周りのコーキングについては、メーカーが完全撤去を推奨していません。
なぜ完全撤去が必要なのか
夏場になると、窯業系サイディングの外壁材は、場合によっては3mmほど伸縮することがあります。この伸縮によって、外壁材の間にあるコーキングが引っ張られ、時間が経つと外壁材から剥がれたり外れたりする原因になります。既存のコーキング材が残っていると、そこから剥がれるリスクがあります。そのため、しっかりとしたコーキング工事を行い、旧コーキング材を完全に撤去する必要があるのです。
コーキングの完全撤去の重要性
完全撤去を行わない場合、耐久性が低下し、塗り替えの回数が増える可能性があります。現代のコーキング材には30年の耐久性を持つものもあり、これを適切に施工することで、外壁との強固な接着を実現できます。
コーキング材の選択と施工方法
コーキング材にはウレタン系やシリコン系など、さまざまな種類があります。最近では、窯業系サイディングに適した低モジュラスのコーキング材が好まれています。これは外壁の伸縮に対応でき、ひび割れを防ぐためです。
まとめ
コーキングの完全撤去と適切な施工は、外壁塗装の長持ちに欠かせない工程です。この記事と私が制作した動画を通じて、皆様が正しいコーキング工事の知識を得て、質の高い施工を選べるようになることを願っています。さまざまな動画をご用意していますので、ぜひチャンネル登録をして、正しい施工方法を学んでください。一緒に業界の質を高めていきましょう。